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1泊2日・日光の冬旅へ
わたしは毎年冬になると、地方でスノースポーツを体験するという習慣を持っています。
たとえば2021年はスノーカイト、2020年はスノーシュー、今年は……
「アイスクライミングをやってみよう!」
ということで2月のある日。わたしは電車を乗り継いで日光へ向かいます。
早朝の山手線に乗ると、そこにいたのは爆睡するサラリーマン。
なんで早朝からこんな人がいるんだろう。まさか終電からずっと乗っていたのか?
日光の貸切サウナでととのう
3時間後、日光駅に到着。今日はこれから「日光サウナリゾート」という予約制・貸切のサウナに向かいます。
日光サウナリゾートまでの距離は約18km。移動手段は……レンタルサイクルです。
18kmも自転車で移動するなんてバカげているかもしれません。でも、レンタカーやタクシーを使うと1万円近くかかるため、どうしても安い手段でサウナまで行きたかったのです。(12時間2,000円)
自転車はアプリでレンタル。バッテリー残量が2/3の自転車を借りたら、いきなりトラブルが発生。
「バッテリーが40%しかない……」
しかもバッテリーはおんぼろで、走り出してすぐに残量が30%まで減ってしまいました。
こうしてサウナまでひたすら自転車を漕ぎます。時には急な坂道があって、電動アシストがあっても登るのが辛い!
いつの間にか残りバッテリーは18%にまで減少。どうしよう、これじゃ帰り道のバッテリーが残らない。
そんなこんなで1時間以上自転車を漕いで、ようやく「日光サウナリゾート」に到着。
スタッフの女性に「日光駅から自転車で来ました」と言うと、
「えっ、遠くないですか?」とびっくりされました。
そして念願のサウナ。自転車をたっぷり漕いで疲れたから、いっぱい汗をかいてリフレッシュしたい!
「うおー! 貸切だ!」
貸切サウナの開放感といったら! 周りを気にせず、ゆったり汗をかけてとても気持ちがいい!
サウナの中で寝転がっても良いし、ロウリュも可能だし、開放感がハンパじゃなかったです。
サウナは薪ストーブ式で、パチパチと炎が燃える音を聞きながらのんびり。
汗をかいたら冷水浴です。水風呂はなんと……目の前に広がる泉です。
おりゃーっと気合を込めて泉にダイブすると、メチャクチャ冷たいけど気持ちいい!
泉を出たらキャンプチェアに座って外気浴。
「ああーととのう……」
日差しを浴びながら風を浴びていると、体中が羽のように軽くなってふわふわした気分。これすごく気持ちいい……
サウナの利用時間は2時間。たっぷり5セットのサウナ入浴を満喫しました。
帰り道。ついに自転車のバッテリーが切れてしまい「ただの自転車」に変貌。ペダルがものすごく重くて、足をパンパンにさせながら帰りました。
夜。お腹減ったな、駅近くの食堂で何か食べようかなとホテルを出てみたら驚愕。
時刻は午後6時なのに、ほとんどの飲食店が閉まっていたのです。
仕方がないので唯一空いていたラーメン屋で食事。
アイスクライミングで高さ25mの滝に挑む
日光の旅2日目。今日はねんがんのアイスクライミング体験です。
朝、日光駅で送迎車に乗ると、主催者である「one-play-it」の店舗に集合。今日は男性3人のメンバーが集まりました。
ガイドさんの運転する車に乗り、しばらく移動したあとは徒歩で移動。そこには高さ25mの巨大な滝がそびえていました。
これは崖の上から水をかけて作った人工の滝なのだそう。
アイゼンを履いてピッケルを両手に持つと、さっそくクライミング!
「これメチャクチャ体力使うな……」
滝はほぼ垂直なので、登るには全身の体重を持ち上げる力が必要です。
そして滝を10mくらいまで登ったところでわたしは気づきました。
「これ、落ちたら死ぬ高さじゃん……」
そう思った瞬間、体中が恐怖に襲われました。命綱を着けている? そんなの関係ありません。怖いものは怖いです。
もう帰りたい、でも降りるには登りきるしかない!
登れば登るほど地面は遠のいていき、ますます恐怖が増していく。わたしはパニックを起こしかけながら、なんとか登り切りました。
「つ、着いた」
頂上に着いた時、やっと降りられるという安心感と、やり切ったという達成感が体中にこみ上げてきました。
降りるのは登るよりずっと楽で、命綱を下にたぐることで地上まで降りられます。
そしてセカンドクライム。今度は少し急なコースを登ることにしました。
コースを半分登った時のこと。ピッケルを氷に突き立てて、体を引き上げようとしたら…
「危ない!」
足が滑って、両手だけで壁に張り付く状態になってしまいました。
「落ちたら死ぬ、落ちたら死ぬ……」
必死にもがくけど、足が氷に固定できない、腕の力も抜けていく。もう本当にダメかと思いました。
なんとか踏ん張って安全を確保し、体制をととのえたものの……
「もう帰りたい……」
ピッケルを振り続けた腕の筋肉はパンパンだし、足もくたくた。それでも力を振り絞って頂上を目指します。
そして氷の壁の頂上にたどり着いた時、わたしは見たのです。
それは太陽でした。目の前の景色がぶわーっと開けたかと思うと、そこに太陽の日差しが差し込んでいたのです。
「困難を体験した人にしか見られない景色……最高だな!」
あの時にみた太陽は一生忘れないと思います。
お昼休憩を挟んで最後のクライミング。頑張ったけど、腕の筋肉が限界で体を引き上げられなくなってしまったため、途中でギブアップとなりました。
こうして一泊二日の日光旅は終了。
それにしても本当に怖かった。自然って本当に残酷だし、生き残るには登るしかないというスリルがヤバい!
命がけのスリルを味わえるアイスクライミング。あなたも体験してみませんか?
店舗情報(サウナ)
店名:日光サウナリゾート
利用料金:4,500円~
利用時間
・10:00~12:00
・12:30~14:30
・15:00~17:00
住所:栃木県日光市瀬尾3351
URL:https://www.nikko-sauna-resort.com/
店舗情報(アイスクライミング)
店名:one-play-it
開催期間:1月下旬~3月上旬
体験料金:13,000円
対象年齢:高校生以上
URL:https://oneplayit.com/outdoor/iceclimbing/iceclimbing01
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